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第二期北西太平洋鯨類捕獲調査(JARPNII)の概要

JARPNIIとは?   ・ 目的   ・ 計画標本数   ・ 調査海域と標本実数   ・ 科学的貢献   ・ 成果   ・ 資料


JARPNIIとは?

JARPNでは、「北西太平洋のミンククジラは2系群である」という日本の科学者による主張の正当性が証明されました。 また同時に、オキアミやマイワシを餌としていると考えられてきたミンククジラが、太平洋側ではサンマやカタクチイワシなどを主食にしていることが明らかになりました。

第二期調査では、日本の太平洋側200海里内を中心として、鯨類が消費している餌生物の種類を明らかにし、その捕食量や餌生物に対する嗜好性といった摂餌生態を解明して、 クジラとその餌生物との相互関係を基にした生態系モデルを構築し、将来の複数種一括管理に有用な情報を提供してその実現に資することを最終目標としています。


目的

鯨類の摂餌生態、生態系における役割の解明

鯨類及び海洋生態系における海洋汚染の影響の把握

鯨類の系群構造の解明


計画標本数

沖合域調査:ミンククジラ100頭、ニタリクジラ50頭、マッコウクジラ10頭を各々上限とする。 2002年の本格調査から、イワシクジラ上限50頭を追加。 イワシクジラは2004年調査から、上限100頭に修正。 また2014年の調査は、政府がICJ判決を受けて規模を縮小して実施し、非致死的手法を用いた調査を強化するすることを決定したため、イワシクジラは90頭、ニタリクジラは25頭上限となる

沿岸域調査:2002年の本格調査からミンククジラ50頭上限とする。 2004年からミンククジラ60頭上限とする。 2005年から鮎川沖で春季調査を、釧路沖で秋季調査を行い、それぞれミンククジラ60頭上限とする。 また2014年の調査は、政府がICJ判決を受けて規模を縮小して実施し、非致死的手法を用いた調査を強化するすることを決定したため、51頭上限となる


沖合域調査計画標本数 釧路沖沿岸域調査計画標本数 三陸沖沿岸域調査計画標本数
ミンククジラ イワシクジラ ニタリクジラ マッコウクジラ
2000 100 50 10
2001 100 50 10
2002 100 50 50 10 50
2003 100 50 50 10 50
2004 100 100 50 10 60
2005 100 100 50 10 60 60
2006 100 100 50 10 60 60
2007 100 100 50 10 60 60
2008 100 100 50 10 60 60
2009 100 100 50 10 60 60
2010 100 100 50 10 60 60
2011 100 100 50 10 60 60
2012 100 100 50 10 60 60
2013 100 100 50 10 60 60
2014 90 25 51 51
2015 90 25 51 51
2016 90 25 51 51

調査海域と標本実数

調査海域図

沖合域調査海域※ 沖合域調査標本実数 釧路沖沿岸域調査海域 釧路沖沿岸域調査標本実数 三陸沖沿岸域調査海域 三陸沖沿岸域調査標本実数
ミンククジラ イワシクジラ ニタリクジラ マッコウクジラ
2000 7、8及び9区 40 43 5
2001 7、8及び9区 100 50 8
2002 7、8及び9区 100 39 50 5 北海道釧路港から50海里内 50
2003 7、8及び9区 100 50 50 10 宮城県牡鹿町鮎川港から50海里内 50
2004 7、8及び9区 100 100 50 3 北海道釧路港から50海里内 59
2005 7、8及び9区 100 100 50 5 北海道釧路港から50海里内 60 宮城県牡鹿町鮎川港から50海里内 60
2006 7、8及び9区 100 100 50 6 北海道釧路港から50海里内 35 宮城県牡鹿町鮎川港から50海里内 60
2007 7、8及び9区 100 100 50 3 北海道釧路港から50海里内 50 宮城県牡鹿町鮎川港から50海里内 57
2008 7、8及び9区 59 100 50 2 北海道釧路港から50海里内 50 宮城県牡鹿町鮎川港から50海里内 60
2009 7、8及び9区 43 100 50 1 北海道釧路港から50海里内 59 宮城県牡鹿町鮎川港から50海里内 60
2010 7、8及び9区 14 100 50 3 北海道釧路港から50海里内 60 宮城県牡鹿町鮎川港から50海里内 45
2011 7、8及び9区 49 95 50 1 北海道釧路港から50海里内 60 宮城県牡鹿町鮎川港から50海里内 17
2012 7、8及び9区 74 100 34 3 北海道釧路港から50海里内 48 宮城県牡鹿町鮎川港から50海里内 60
2013 7、8及び9区 3 100 28 1 北海道釧路港から50海里内 58 宮城県牡鹿町鮎川港から50海里内 34
2014 7、8及び9区 90 25 北海道釧路港から50海里内 51 宮城県牡鹿町鮎川港から50海里内 30
2015 7、8及び9区 90 25 北海道釧路港から50海里内 50 宮城県牡鹿町鮎川港から50海里内 19
2016 7、8及び9区 90 25 北海道釧路港から50海里内 21 宮城県牡鹿町鮎川港から50海里内 16

※ 外国の200海里水域を除く。


成果


資料

調査計画

クルーズ・レポート

特別許可レビュー

科学論文リスト

科学的貢献

写真

パンフレット

・第二期北西太平洋鯨類捕獲調査(JARPNII)   低画質(984KB)  高画質(4.5MB)

「IWC科学委員会によるJARPNII調査のレビュー作業部会の概要」田村 力著. 鯨研通信473号. 2017/3.

「JARPNII春季仙台湾鯨類餌環境調査における宮城県漁業調査指導船「拓洋丸」の活躍」村瀬弘人・小野寺恵一著. 鯨研通信454号. 2012/6.

「クジラの回遊の謎を明らかにすることを目指して−鯨類の時間生物学的研究で博士号をとるまで−」船坂徳子著. 鯨研通信448号. 2010/12.

「秋の釧路沖でミンククジラはどこに分布し、何を好んで食べているのか?−ミンククジラと釧路沖海洋生態系との関わり−」渡邊光著. 鯨研通信446号. 2010/6.

「シリーズ:鯨類の系群No.1 日本周辺に分布する北太平洋ミンククジラの系群構造」上田真久著. 鯨研通信444号. 2009/12.

「2009年JARPNII沖合域調査の概要−新米団長奮闘記−」坂東武治著. 鯨研通信444号. 2009/12.

「IWC科学委員会によるJARPNII調査結果(2002-2007)のレビュー」ルイス・A・パステネ著. 鯨研通信443号. 2009/9.

「北西太平洋鯨類捕獲調査(JARPNII)における餌環境調査について」米崎史郎著. 鯨研通信443号. 2009/9.

「ヒゲクジラはコスト至上主義?−クジラの体と食性と栄養のつながり−」小西健志著. 鯨研通信438号. 2008/6.

「クジラに食べ物の好き嫌いはあるか?−北西太平洋におけるミンククジラとニタリクジラの餌選択性に関する調査・研究−」村瀬弘人著. 鯨研通信436号. 2007/12.

「日本鯨類研究所が進めている調査手法の紹介(IV)−JARPNIIにおけるマッコウクジラの食性研究−」磯田辰也著. 鯨研通信433号. 2007/3.

「2005年における北西太平洋鯨類捕獲調査の概要」田村力著. 鯨研通信428号. 2005/12.

「ニタリクジラの遺伝学」上田真久著. 鯨研通信425号. 2005/3.

「JARPNIIにおける鯨類の餌生物調査」木和田広司著. 鯨研通信418号. 2003/6.


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