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鯨友の会

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会員向け情報

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6つのキーワードで知る、安心・ヘルシーフーズとしての鯨肉 (「クジラ横丁」HP まるわかり!クジラDICTIONARYより)


【キーワード1】 ダイエット、女性の味方「高タンパク、低脂肪」

くじらの肉は、牛や豚のような畜肉に比べて低カロリーです。その理由はタンパク質と脂肪含有量の違いにあります。畜肉類の食べすぎは、脂肪の過剰摂取につながり、悪玉コレステロールなどを血管内に蓄積させてしまいます。その一方で、くじらは筋トレやダイエットに理想的なタンパク源とされている鶏ささみと同等のカロリーであり、その脂肪分はさらに低く、鶏ささみの約半分です。

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【キーワード2】 抗疲労効果成分「バレニン」

最新の研究で、くじらの肉に抗疲労機能をもつアミノ酸「バレニン」が大量に含まれていることが判明しました。このバレニンは、アンセリンやカルノシンと同じイミダゾールジペプチドの一種で、特にヒゲクジラの赤肉に多く、ミンク鯨赤肉100gの含有量は1,874mgと高い数値になっています。バレニンが属するイミダゾールジペプチドには、筋肉耐久力アップ、疲労防止・回復・抗酸化・活性酸素の除去機能などの働きがあります。バレニンはくじらのパワーの源ともいわれており、くじらは健康食品としても注目されている食材だといえます。

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【キーワード3】 最近話題の保湿成分「コラーゲン」

まだあまり知られていませんが、くじらは多くのコラーゲンを含む食材です。わたしたちの食卓に日常的にあがる動物性タンパク源(畜肉、魚介類、くじらの肉など)は主に水分、タンパク質と脂肪から成り立っています。(筋)肉ではその約20%がタンパク質ですが、そのタンパク質には、筋線維タンパク質と結合組織タンパク質の2種類があります。コラーゲンは後者のタンパク質で、筋肉組織を一定の状態に保持する役割を果たしています。
畜肉でも、魚肉でも、くじらの肉でも、コラーゲン含有量は種類や部位によって差異があります。特に、くじらのベーコンにはコラーゲンが多く、その原料となる畝須のコラーゲン含有量は28%という報告もあります。


【キーワード4】 医療現場も注目の「代替動物性タンパク源」

近年、老若男女を問わず食物アレルギー患者が増加の傾向にあります。特に子供のアレルギーの原因は、卵、牛乳、小麦、大豆などの良質なタンパク質を含む食品です。その治療は、アレルギー反応を引き起こす食品をとり除き、症状を起こさないようにする食事療法が中心のため、これらの食材を除去しなくてはなりません。
このような中で、くじらの肉は安全で栄養価の高い動物性タンパク源であり、アレルギー患者やその家族にとって、一家そろって安心して食べられる頼もしい代替タンパク源となっているのです。


【キーワード5】 「EPA・DHA(不飽和脂肪酸)」

くじらの赤肉類は低脂肪の食材ですが、一方畝須や本皮などは脂肪分が多い部位です。こうした部位には、魚介類と同じく多価不飽和脂肪酸(EPA、DHAなど)が含まれており、これらの脂肪酸には動脈硬化の予防効果があることが知られています。 くじらには、さらに海産哺乳類特有のDPA(ドコサペンタエン酸)が含まれており、DPAは動脈硬化やプラーク(血栓)の形成を予防する機能でEPA・DHAと比較して、10倍以上の効果があると報告されています。DPAは、くじらの肉の部位の中でも特にベーコン(畝須)に多く含まれています。
くじらの脂肪成分による成人病予防・管理に、期待が寄せられています。


【キーワード6】 認知症予防に効果的な「プラズマローゲン」

プラズマローゲンはリン脂質の一種で、脳細胞、神経細胞に多く含まれている成分です。認知症治療の研究は今も進められていますが、アルツハイマー病患者は、このプラズマローゲンが正常な人より少ないことが報告されています。アルツハイマー病の主な特徴は神経細胞の死滅ですが、プラズマローゲンには、この死滅を抑制する効果があることがわかっています。さらには、アルツハイマー病のもうひとつの特徴であるアミロイド・ベータという物質の脳内凝集を分解することや、空間認知力の低下を抑えることも判明しています。くじらの脳にはプラズマローゲンが多く含まれているため、治療薬のための研究開発素材として注目されています。

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