2022年10月10日に大分県別府市で実施した寄鯨調査事業について（Y22-008）
2022年11月1日
指定鯨類科学調査法人/一般財団法人 日本鯨類研究所
1. 調査の概要
2022年10月4日（火）、大分県農林水産部から、大分県別府市に漂着した鯨の発見報告があった。 鯨体は海上保安庁によって消波ブロックに係留された。 同日、大分県からの依頼により、寄鯨調査事業として調査を実施することとなった。 10月6日（木）に現地へ調査員が赴き、10日（月）、調査（鯨体の観察、計測および標本の採集）を実施した。 鯨体は調査終了後、埋却処理された。
2．調査団構成（下線が総括調査員）
（一財）日本鯨類研究所 田村・茂越
＊ 他に大分マリーンパレス水族館、うみたま体験パークつくみイルカ島が参加した。
3. 当該鯨の情報
鯨種名 ニタリクジラ (形態学的、DNA鑑定により確定)
体長 10.21メートル
性別 オス
4. 採集標本一覧
・表皮、脂皮、筋肉
5. 調査の様子（写真）
写真. 10月4日に大分県別府市に係留された鯨の全景（株式会社マリーンパレス撮影） 写真. 10月10日に大分県別府市亀川漁港で行われた調査開始時の様子
本件に関する問い合わせは、 （一財）日本鯨類研究所 茂越（090-3216-4594；yorikujira@i-cr.jp）まで