2021年12月14日(火)、愛知県名古屋市名古屋港に漂着した鯨体が発見され、愛知県名古屋港管理組合に報告があった。 鯨体は海上保安庁により曳航され、名古屋市港区金城ふ頭に係留された。 12月16日(木)に名古屋港管理組合からの依頼により、寄鯨調査事業として調査を実施することとなった。
12月22日(水)に下記の調査団が現地に赴き、同日、愛知県名古屋市名古屋港にて、調査を実施した。 調査終了後、12月23日(木)および12月24日(金)に解体し、焼却処分された。
日本鯨類研究所 田村・坂東・小西・久野
名古屋港水族館 栗田・神田・小林・榊原・漁野
南知多ビーチランド 二見・森山・大池
*他に、調査・採集希望書を提出の上、三重県総合博物館が参加
鯨種名 ニタリクジラ (形態学的、DNA鑑定により確定)
体長 11.66メートル
性別 雌
・表皮
*他に、調査・採集希望書を提出の上、三重県総合博物館が、クジラヒゲと表皮を採集した。
写真1.12月16日 名古屋港金城ふ頭に係留されている鯨の現況
写真2. 12月22日 名古屋港に係留されていたクジラの引き揚げ、調査
写真3. 12月23日 名古屋港に係留されていたクジラの解体作業
写真4. 12月24日 名古屋港に係留されていたクジラの解体作業
本件に関する問い合わせは、 (一財)日本鯨類研究所 田村(090-3216-4594;yorikujira@i-cr.jp) または、(一社)日本水族館協会 挟間(080-8831-4010)まで