2021年8月16日(月)、千葉県長生郡白子町剃金海岸に漂着した鯨体が発見され、千葉県県土整備部 長生土木事務所に報告があった(ツチクジラらしいとの報告)。
同日に千葉県農林水産部水産局からの依頼により、寄鯨調査事業として調査を実施することとなった。 同日、下記の調査団が現地に赴き、8月17日(火)に千葉県長生郡白子町剃金海岸にて、調査を実施した。 調査終了後翌日に千葉県立中央博物館が骨格他を採集後、付近砂浜に埋却処分とした。
日本鯨類研究所 田村・茂越
アクアワールド茨城県大洗水族館 酒井
*他に、調査・採集希望書を提出の上、千葉県立中央博物館が参加
鯨種名 イチョウハクジラ (形態学的、DNA鑑定により確定)
体長 4.80メートル
性別 雌
・卵巣(左右)
・表皮(背鰭直下中央)
・脂皮(背鰭直下中央)
・筋肉(背鰭直下中央)
・肝臓(中央部)
・腎臓(中央部)
・水晶体(右)
・歯(両側)
*他に、調査・採集希望書を提出の上、千葉県立中央博物館が、骨格等の標本を採集した。
写真1. 8月16日 発見時状況(千葉県 県土整備部 長生土木事務所より提供)
写真2. 8月17日 千葉県長生郡白子町剃金海岸での、調査
本件に関する問い合わせは、 (一財)日本鯨類研究所 田村(090-3216-4594;yorikujira@i-cr.jp) または、(一社)日本水族館協会 挟間(080-8831-4010)まで