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反捕鯨団体シーシェパードによる妨害活動(第1報)


プレスリリース
平成24年1月5日

1月4日午後6時頃から11時30分頃(日本時間)までの間、第二期南極海鯨類捕獲調査(JARPAII)船団に属する第三勇新丸(YS3)は、反捕鯨団体シーシェパード(SS)所属の妨害船ボブ・バーカー号(BB号)による妨害を受けた。

午後6時頃、BB号から降ろされたゴムボート2隻に乗ったSS活動家がYS3に接近し、ボートからロープやワイヤーを曳いてYS3のプロペラや舵を狙って船首直前を30回以上横切り、さらにブイを装着したロープを船首直前に8回投入した。また、妨害行為の最中にボート船尾のレーダーマストをYS3左舷船首に接触させた。

YS3はこれに対し、BB号活動家に向けて警告放送を行うとともに、無用の接近・妨害活動を思いとどまらせるために放水を行った。

YS3乗組員に怪我人は無く、船体の損傷は現在まで確認されていない。

日本が実施しているJARPAIIは、国際捕鯨取締条約に基づく合法的な調査活動である。シーシェパードが行っている妨害活動は、調査捕鯨に従事する我が国の船舶および乗組員の生命・財産を脅かすものであり、このような危険極まりのない行為は到底許されない。

当研究所は、再三にわたるIWC 加盟国の一致した非難と自制の要求を無視し、今次のJARPAII 調査船団に対しても危険な妨害を行う暴挙に出たSS を強く非難する。またBB 号の旗国であるオランダおよび母港を提供しているオーストラリアをはじめ、関係国に対しては、利用可能なあらゆる手段を講じ、SS の暴力行為の抑止を図り、その犯罪行為に対して厳正に対処することを強く要望する。

以上


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