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反捕鯨団体シーシェパードによる妨害活動(第3報)


プレスリリース
平成23年1月6日
財団法人日本鯨類研究所

本日午後12時45分頃(日本時間)から、第二期南極海鯨類捕獲調査(JARPAII)船団に属する第二勇新丸(YS2)は反捕鯨団体シーシェパード(SS)所属の妨害船スティーブ・アーウィン号(SI号)による妨害を受けた。

午前中、停船したSI号およびSS所属の妨害高速船ゴジラ号(G号)の状況を見ていたYS2に対し、SI号がゴムボートを送り出し、SS活動家らがYS2に対し素手による酪酸瓶の投擲を行ったほか、調査船のプロペラを狙うため進路上にワイヤー・ロープを投入した。

これに対し、YS2はSI号活動家に対して警告放送を行うとともに、無用の接近・妨害活動を思いとどまらせるために警告放水を行った。

SI号活動家の攻撃により5本程度の投擲物が船体に被弾したが、YS2の乗組員や船体に被害は出ていない。

日本が実施しているJARPAIIは国際捕鯨取締条約に基づくものであり、完全に合法的な調査活動である。シーシェパードが行っている妨害活動は調査捕鯨に従事する我が国の船舶および乗組員の生命・財産を脅かすものであり、このような危険極まりのない行為は許されるべきものではない。

当研究所は、再三にわたるIWC加盟国の一致した非難と自制の要求を無視し、今次のJARPAII調査船団に対しても危険な妨害を行う暴挙に出たSSを強く非難する。またSI号の旗国であるオランダおよびG号の暫定的な旗国でこれら妨害船に母港を提供しているオーストラリアをはじめ、関係国に対しては、利用可能なあらゆる手段を講じ、SSの暴力行為の抑止を図り、その犯罪行為に対しては厳正に対処することを強く要望する。


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