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反捕鯨団体シーシェパードによる妨害活動 (第22報)


プレスリリース
平成22年2月25日
財団法人日本鯨類研究所

日本時間2月24日日午後3時頃から午後4時頃にかけ、第二期南極海鯨類捕獲調査(JARPAII)船団所属の調査船第三勇新丸(YS3)が反捕鯨団体シーシェパード (SS)所属船ボブ・バーカー(BB)号から攻撃を受けた。

調査船団からの報告によれば、BB号の監視業務に当たっていたYS3に対して、BB号を発進したゴムボート上の活動家らが多数のビンをランチャーで撃ち込んだり、手で投げ込んだりしてきた。 そのうちのいくつかがYS3船上に着弾し、塗料による船体の汚損が生じている。 (少なくとも破裂したビンには酪酸等の化学物質は入っていなかった模様。)YS3の乗員及び船体にその他の被害は出ていない。

これまでBB号とともに妨害活動を行っていたスティーブ・アーウィン(SI)号(船籍国オランダ)は22日頃から調査母船日新丸(NM)の追航を止めている。 NMは現在、BB号から離れた位置を回避航行中である。

当研究所は、国際条約に基づく正当な調査活動を行う調査船と乗組員を、暴力で脅かすSSを強く非難する。 また、妨害船の船籍国であるオランダ等に対しては、SSの暴力を放任することなく、利用可能なあらゆる手段を講じてその抑止を図り、犯罪行為に対して厳正に対処することを強く要望するとともに、 関係各国が、今や船籍を剥奪され無国籍船となっているBB号に対して、取り得るあらゆる法的措置をすみやかに行使して暴力を止めさせることを要望する。


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