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反捕鯨団体シーシェパードによる妨害活動 (第20報)


プレスリリース
平成22年2月18日
財団法人日本鯨類研究所

日本時間2月17日午後8時半頃から午後9時15分頃にかけ、第二期南極海鯨類捕獲調査(JARPAII)船団所属の調査母船日新丸(NM)は、 反捕鯨団体シーシェパード (SS)所属船スティーブ・アーウィン(SI)号から攻撃を受けた。 SI号は日本時間の同日午前8時頃から正午頃にかけて、さらに午後4時から午後5時にかけてと3回にわたりNMに対する攻撃を行っており、同日中の攻撃は今回が3度目。

NMからの報告によれば、2回目の攻撃と同様に、SI号を発進したゴムボート上の活動家らが、ランチャーを用いて酪酸や塗料の入った物体をNMに対して撃ち込んできた。 そのうちのいくつかがNM船上に着弾したので、塗料による船体の汚損と酪酸の悪臭が生じている。 またこれら物体を撃ち込むランチャーは強力で、防護用ネットが破損するなどの被害が生じている。NMの乗員及び船体にその他の被害は出ていない。

NMは妨害船に対して無謀な接近や妨害活動を思いとどまらせるために警告音声放送及び放水を行った。

これまでSI号とともに妨害活動を行っていたボブ・バーカー(BB)号(船籍国トーゴ)は16日夜以降、現在までのところ、その位置・動勢が不明。

当研究所は、SSが調査船と乗組員の安全を脅かす危険な暴力行為を繰り返すことを強く非難するとともに、ただちにこのような行為を止めるよう要請する。 また妨害船の船籍国であるオランダをはじめとする関係国に対しては、SSによる暴力に対するIWC加盟国の一致した非難の声を重く受け止め、取り得るあらゆる手段を講じ、 SSの暴力行為の抑止を図り、その犯罪行為に対しては厳正に対処することを強く要望する。


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