この度、ノルウェー国王ハラール5世より(財)日本鯨類研究所顧問の大隅清治博士に、ノルウェー王国功労勲章(The Royal Norwegian Order of Merit = Kongelige Norske Fortjenstorden)が授与された。
叙勲の理由は、大隅博士の鯨類資源に関する科学的技術研究振興の業績が評価されたものである。伝達式は5月10日(水)午後7時に、駐日ノルウェー王国大使館で行われた。
ノルウェー王国功労の勲位は1985年に前国王オーラフ5世によって設立されたもので、ノルウェーの利益に著しく貢献した外国人に授与されるものである。
(参考)
大隅清治(おおすみ せいじ)
群馬県出身。東京大学農学部卒業、同大学大学院博士課程修了。農学博士。(財)日本鯨類研究所、水産庁東海区水産研究所を経て、遠洋水産研究所所長を務めた。1991年に退官後、(財)日本鯨類研究所に常勤理事として移り、1995年から2004年まで理事長として同研究所の発展に努めた。現在顧問。1967年から連続して国際捕鯨委員会・科学小委員会に出席しており、日本を代表する鯨類研究者。「クジラは昔 陸を歩いていた」他、著書多数。