平成14年山口県長門市で開催した第1回日本伝統捕鯨地域サミット、同15年長崎県生月町で開催した第2回サミット、同16年高知県室戸市で開催した第3回サミット、昨年山口県下関市で開催した第4回サミットに引き続き、今年4月23日和歌山県太地町におきまして第5回サミットを開催することとしています。
このサミットは、日本国内の各地域に残っている、捕鯨、鯨体の利用加工技術、食文化、信仰等に関連した歴史、遺跡、遺物などの記録を掘り起こし、将来にわたって人間と鯨との適切な関わりのあり方について認識を深めることにより、捕鯨について、広く国民の関心を高め、現在一時停止されている捕鯨再開運動の一層の推進を図るために開催されるものです。
このため、サミットにおいては、毎回研究発表及びパネルディスカッションの成果を宣言としてとりまとめ、古来日本人が鯨と深い繋がりを有していることを広く日本国内のみならず、国際捕鯨委員会年次会議等海外においてもアピールしてまいりました。
太地サミットは前4回のサミットの成果を踏まえ、これからの捕鯨のあり方を考える場とするべく諸準備を取り進めております。