当研究所では、令和6年4月から日本周辺の沿岸域で水産庁の許可を受けて、発見した鯨類に衛星標識の装着を行っています。
衛星標識の回収により、鯨が移動した時間と距離が判明し、鯨の回遊ルートの特定につなががります。また、より良い衛星標識本体の形状開発にも役立てられます。
なお、衛星標識が装着された鯨類を捕獲しても法的には問題ありません。
衛星標識が装着された鯨が定置網に入って水揚げされた場合、装着されていた衛星標識(下記写真)をDNAサンプルと同梱し、宅急便(冷凍)着払いにて下記宛に送付ください。
〒649-5171 和歌山県東牟婁郡太地町太地1770番地1 国際鯨類施設内
(一財)日本鯨類研究所 太地事務所
第2研究部門 調査センター 次長 及川
(電話)0735-29-2281
写真. 体表に刺さっている衛星標識とその全体写真。
体内で折れたストッパー(金属)も本題と共に送ってください。
(梱包の際、アンテナは曲げても大丈夫です)
衛星標識本体:長さ:約15p、直径:2.2p、重さ:180g、アンテナ長:約15cm
・衛星標識を探しています(PDFファイル)