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南極海鯨類資源調査(JASS-A)の概要


JASS-Aとは?

南極海鯨類資源調査(JASS-A: Japanese Abundance and Stock-structure Surveys in the Antarctic)は、日本国政府が従来実施してきた南極海における鯨類資源の持続的利用を目的とした資源調査(非致死的調査)を継続するものです。 調査計画は、日本国政府が策定し、2019年5月に開催されたIWC/科学委員会、2019年7月の南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)並びに2019年11月の北西大西洋海産哺乳動物委員会(NAMMCO)において支持されており、南極海において調査船1隻による鯨類目視調査およびバイオプシー試料の採集などを行います。 調査目的は、大型鯨類の資源量推定に必要な目視データを収集することに加えて、自然標識の記録(写真撮影)や衛星標識の装着、バイオプシー試料の採集を行ってこれら鯨類の資源管理に有用な情報を収集することです。


主要目的

南極海における大型鯨類の資源量およびそのトレンドの研究

南極海における大型鯨類の分布、回遊ならびに系群構造の研究


調査海域

調査海域図

年度 調査海域 航海期間 調査団長 調査団 調査船
2019/20 IWCの管理海区の一つ、第III区西側海域で、南緯60度以南の東経0度から35度までの海域 2019年12月2日−2020年3月19日(109日間) 磯田辰也(一財)日本鯨類研究所主任研究員 団長他2名 第二勇新丸
2020/21 IWC の管理海区の一つ、第III区西側海域の一部で、南緯60度以南の東経15度から35度までの海域 2020年12月4日−2021年3月22日(109日間) 磯田辰也(一財)日本鯨類研究所主任研究員 団長他5名 第二勇新丸
2021/22 IWCの管理海区の一つ、第VI区の東側海域で、南緯60度以南の西経120度から135度までの海域 2021年12月3日−2022年3月21日(109日間) 磯田辰也(一財)日本鯨類研究所主任研究員 団長他3名 第二勇新丸
2022/23 IWCの管理海区の一つ、第VI区の東側海域で、南緯60度以南の西経130度から145度までの海域 第二勇新丸 : 2022年12月5日−2023年3月13日(99日間)、第三勇新丸 : 2022年12月7日−2023年3月13日(97日間) 第二勇新丸 : 磯田辰也(一財)日本鯨類研究所資源量推定チーム長、第三勇新丸 : 勝俣太貴(一財)日本鯨類研究所研究員 第二勇新丸:団長他4名、第三勇新丸:団長他4名 第二勇新丸、第三勇新丸
2023/24 IWCの管理海区の一つ、第W区の西側海域で、南緯60度以南の東経70度から東経100度までの海域 第二勇新丸 : 2022年12月8日−2023年3月15日(99日間)、第三勇新丸 : 2022年12月8日−2023年3月15日(99日間) 第二勇新丸 : 吉田 崇(一財)日本鯨類研究所調査センター準備室長長、第三勇新丸 : 磯田辰也(一財)日本鯨類研究所資源量推定チーム長 第二勇新丸:団長他4名、第三勇新丸:団長他5名 第二勇新丸、第三勇新丸

資料

・2019/2020年度JASS-Aの終了について(プレスリリース)

・2020/2021年度JASS-Aの終了について(プレスリリース)

・2021/2022年度JASS-Aの終了について(プレスリリース)

・2022/2023年度JASS-Aの終了について(プレスリリース)

・2023/2024年度JASS-Aの終了について(プレスリリース)


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