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2021年9月17日に北海道で実施した寄鯨調査事業について(Y21-007)


2021年10月8日
指定鯨類科学調査法人/一般財団法人 日本鯨類研究所
一般社団法人 日本水族館協会


1. 調査の概要

2021年9月16日(木)、北海道苫小牧市苫小牧港に漂着した鯨体が発見され、苫小牧港管理組合に報告があった。

同日に北海道水産林務部漁業管理課からの依頼により、寄鯨調査事業として調査を実施することとなった。 同日、下記の調査団が現地に赴き、翌日17日(金)北海道苫小牧市勇払の海岸にて、調査を実施した。調査終了後、付近に埋設処分とした。


2.調査団構成 (下線は総括調査員)

日本鯨類研究所 田村・安永

登別マリンパークニクス 吉中・松本

*他に、調査・採集希望書を提出の上、ストランディングネットワーク北海道が調査及び標本採集実施


3. 当該鯨の情報(Y21-007)

鯨種名 ニタリクジラ (形態学的、DNA鑑定により確定)

体長 13.10メートル

性別 雌


4. 採集標本一覧

・表皮

・筋肉

・水晶体

・卵巣

・ひげ板

 

*他に、調査・採集希望書を提出の上、ストランディングネットワーク北海道が、筋肉等の標本を採集した。


5. 調査の様子(写真)
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写真1. 9月16日 北海道苫小牧市苫小牧港での発見状況、揚鯨作業(北海道水産林務部より提供)


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写真2. 9月17日 北海道苫小牧市勇払での調査、埋設


本件に関する問い合わせは、 (一財)日本鯨類研究所 田村(090-3216-4594;yorikujira@i-cr.jp) または、(一社)日本水族館協会 挟間(080-8831-4010)まで


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