JARPNIIは、国際捕鯨取締条約に基づいて当研究所が政府の許可を受けて実施しており、2000年より2年間の予備調査を経て、2002年より本格調査を実施しています。本年調査計画の概要は以下のとおりです。
2.1 調査目的:
@ 鯨類の摂餌生態、生態系における役割の解明
A 鯨類及び海洋生態系における海洋汚染の影響の把握
B 鯨類の系群構造の解明
2.2. 調査期間(日新丸船団):
平成20年6月6日に日新丸は東京港より、勇新丸および第二勇新丸は下関港より、第三勇新丸は瀬戸田港より出港し、合流後、捕獲調査を開始します。
帰港は現在のところ8月下旬を予定しています。
また、目視調査と餌環境調査に従事する調査船海幸丸は、7月1日に塩釜港を出港して、調査期間の一部は捕獲調査船団と連携をとりながら目視調査並びに餌環境調査を実施し、8月31日に塩釜港に入港する予定です。
同様に、独立行政法人 水産総合研究センター 遠洋水産研究所所属の調査船俊鷹丸は、7月15日に清水港を出港して、捕獲調査船団と連携をとりながら餌環境調査を実施し、8月6日に清水港に入港する予定です。
捕獲調査とは別に、調査船第二共新丸が目視調査(一部餌環境調査)に従事するため、7月1日に塩釜港を出港して、8月30日に塩釜港に入港する予定です。
また、海幸丸も調査期間の一部は捕獲調査とは別に、目視調査(一部餌環境調査)に従事する予定です。
2.3. 調査海域
北緯35度以北、日本沿岸から東経170度までの北西太平洋(7、8、及び9海区)の一部海域

図1.2008年北西太平洋鯨類捕獲調査における調査海域
2.4. 調査員(日新丸船団) :
調査団長 田村 力((財)日本鯨類研究所 研究部 生態系研究室室長)
日本鯨類研究所より 田村 力 他14名
遠洋水産研究所より 渡邊 光 他2名
2.5. 調査船と乗組員数(含む調査員)
調査母船 日 新 丸 ( 8,044トン 小川 知之 船長以下131名)
目視採集船 第三勇新丸 ( 742トン 三浦 敏行 船長以下21名)
目視採集船 第二勇新丸 ( 747トン 佐々木 安昭 船長以下21名)
目視採集船 勇 新 丸 ( 720トン 廣瀬 喜代治 船長以下21名)
餌環境調査/目視専門船 海 幸 丸 ( 860.25トン 新屋敷 芳徳 船長以下25名)
餌環境調査船 俊 鷹 丸 ( 887トン 寺田 靖 船長以下28名)
捕獲調査とは別に、上記の海幸丸が同海域において鯨類を対象とした目視調査及び餌環境調査を実施する予定です。
また、第二共新丸(372トン 竹下 湖二船長以下21名)が同海域において鯨類を対象とした目視調査(一部餌環境調査)を実施する予定です。
2.6. 標本採集頭数
本調査において予定されている標本数は次の通りです。
ミンククジラ 100頭
イワシクジラ 100頭
ニタリクジラ 50頭
マッコウクジラ 10頭
この他、ミンククジラを対象とした沿岸域調査を、秋に釧路沖で実施する予定になっています(標本採集予定数は60頭)。
2.7. 実施機関
財団法人 日本鯨類研究所
独立行政法人 水産総合研究センター 遠洋水産研究所
2008年度第二期北西太平洋鯨類捕獲調査(JARPNII)−沖合調査日新丸調査船団の出港について− PDF形式
2008年度第二期北西太平洋鯨類捕獲調査(JARPNII)−沖合調査日新丸調査船団の出港について− PDF形式